| 2002年10月 |
タマノイ酢が玄米由来の黒酢について最新の研究成果
玄米を原料とした黒酢のがん予防研究を
日本癌学会にて発表
タマノイ酢株式会社(本社:大阪府堺市 社長:播野 勤)は、京都大学・大東肇教授グループ、金沢医科大学・田中卓二教授グループらの協力により、@玄米由来の黒酢のがん細胞増殖抑制効果のメカニズム A玄米由来の黒酢の 動物に対する潰瘍・大腸炎の抑制効果を明らかにしました。弊社は、この内容について、10月1日より東京国際フォーラムで開催される、第61回日本癌学会にて発表を行ないました。
タマノイ酢中央研究所では、玄米を原料とした黒酢の効果について、科学的に明らかにする研究をおこなっており、これまでに抗酸化活性があることを解明、昨年より日本癌学会での発表も行っています。
これらの研究は、『はちみつ黒酢ダイエット』など製品に使用されている黒酢が濃縮されたエキスを使用。今回の発表で、その玄米由来の黒酢のエキスが、がんを引き起こす様々な要因に対して有効に働き、がん予防につながることを、より具体的な形で証明しました。
発表する研究内容は以下の通りです。
@玄米由来の黒酢エキスががん細胞の増殖を抑えるメカニズムを解明
黒酢エキスが、がん細胞を自殺に追い込む。(アポトーシス)
ヒトの大腸がん細胞(Caco・2)を黒酢エキスを添加した培養液で培養すると、黒酢エキスを添加しない場合に比べて、がん細胞の増殖が抑えられる。そのメカニズムのひとつとして黒酢エキスにがん細胞を自殺に追い込む働き(アポトーシス)があることを明らかにした。
A玄米由来の黒酢エキスが潰瘍・大腸炎の症状を改善
大腸がんの原因ともなる、潰瘍や大腸炎を修復する。
マウスに薬物を1週間投与して大腸に潰瘍を作らせた後、黒酢エキスを1週間飲ませた。
黒酢エキスの代わりに水を与えていたマウスでは潰瘍の数が平均で1匹当り3.5個だったのに対して、黒酢エキス0.2%を与えていたマウスでは潰瘍の数が約3分の1の1.3個に改善された。
弊社では、今後も、がんを中心とした生活習慣病に対する、玄米由来の黒酢の効果について研究をすすめていきます。また、製品開発等を通して、日常生活で取り入れられる、がん予防を提案していきます。
<研究の詳細>
@玄米由来の黒酢エキスががん細胞の増殖を抑えるメカニズムを解明
黒酢エキスが、がん細胞を自殺に追い込む。(アポトーシス)
黒酢エキスによる増殖抑制効果が高い大腸がん細胞に着目し、増殖抑制の作用機構を調べた。免疫細胞染色によって、黒酢エキス接触によりヒト大腸がん細胞においてDNAの断片化が検出され、アポトーシスを起こしていることを確認。またフローサイトメトリー法により細胞周期のサイクルをストップさせて、アポトーシスを誘導していることがわかった。

★細胞が自殺する現象をアポトーシスといいます。アポトーシスという機能が体の細胞の数をコントールしていますが、この働きが衰えるとガン細胞がどんどん増えてがんになりやすくなります。黒酢エキスにはがん細胞にアポトーシスをおこさせがん細胞が増殖することを抑えていることがわかりました。
演題名 :黒酢エキスによるヒト大腸癌細胞増殖抑制の作用機構
南田久美子1、下地由美1、西川泰1、中村宜督2、甲野裕之3、田中卓二3(1タマノイ酢梶E中央研究所、2名大・院生命農・応分生、3金沢医大・第一病理)
●去年までの研究
ヒトの大腸がん細胞・乳がん細胞・肺がん細胞・膀胱がん細胞・前立腺がん細胞を様々な濃度の黒酢エキス添加培養液中で培養した。黒酢エキス濃度 0.1%では全てのがん細胞株で細胞増加率が10%以下まで抑制された。特に大腸がん細胞株では、黒酢エキス濃度0.01%でも細胞の増殖が75%に抑制された。

A玄米由来の黒酢エキスが潰瘍・大腸炎の症状を改善
大腸がんの原因ともなる、潰瘍や大腸炎を修復する。
マウス(各群
10匹)に2%DSS(デキストラン硫酸ナトリウム)を1週間与えた。
(大腸に潰瘍が発生する)
↓ 1週間
DSS 投与を中止後、様々な濃度で黒酢エキスを飲用水に混ぜ 1週間与えた。
↓ 1週間
大腸に出来た潰瘍の数を測定したところ、水を飲ませていたマウスの大腸には平均して
3.5個
の潰瘍があったが、0.2%黒酢エキスを飲ませていたマウスでは平均1.3個と、潰瘍の数が約1/3
に改善された。

★潰瘍性大腸炎は慢性化しやすく、大腸がんを発症するリスクが高いといわれています。潰瘍ができると細胞が傷つき、がん化する可能性が高くなるからです。黒酢エキスが潰瘍性の大腸炎を改善するということは、大腸がんの予防につながります。
演題名
:黒酢エキスによるDSS誘発マウス潰瘍・大腸炎抑制効果
下地由美1、南田久美子1、甲野裕之2、権起漢3、西川泰1、村上明3、大東肇3、田中卓二2(1タマノイ酢梶E中央研究所、2金沢医大・第一病理、3京大院農・食品生物科学)
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